2012.07.12
バッチ式と連続式
アルミニウムに限らず、熱処理を行う場合には大きく分けて「バッチ式」と言われるものと「連続式」と言われるものがあります。
「バッチ式」というのは、ひとつのカゴなどに製品を入れて熱処理を行う方法です。
連続式は、ベルトコンベアーなどの上に製品を置き、それが炉の中を通過しながら加熱される炉です。
連続式の炉の場合は常に同じ温度で同じ時間に設定されますので、1種類の製品を大量に作ることに向いています。
バッチ式の場合は、熱処理をするたびにフタをあけて取り出すために温度が下がったりと効率は良くないのですが、毎回違う温度条件にすることが可能なため、多品種の熱処理に向いています。
また、熱処理用の治具にも色々と工夫をして最適な詰め方にする自由さもあります。
弊社の設備は、すべてバッチ式の電気炉です。
そのため、様々な熱処理条件の製品に対応できるようになっています。
また、600℃以下であればアルミ製品に限らずに熱を加えることも可能ですので、何かございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。