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実体試験について

2012.09.20
実体試験について

今週も、新しい製品の実体試験をいくつか行なっています。

品物をまとまった形(重ねた形)で入れるか、あるいはひとつひとつ離して置くかによっても、だいぶ製品の温度の状況が変わってきます。

炉の中にたくさん入れた場合と少ない場合も状況が変わります。

溶体化処理は、詰め方によって製品の温度のバラツキが出てきます。

弊社の炉は、空炉であれば500℃でも±3℃ですが、実際に製品を入れたときには、入れ方が良くないと±10?20℃ぐらいになるときもあります。

炉内の温度分布が良くないときには、詰め方や数量を変更して再び実体測定をします。

雰囲気温度だけで測定していると温度は良いのですが、実際に炉の中の製品のバラツキは実体温度を測定してみないとわかりません。

そして実体試験を数回行なって、最適なアルミ熱処理の方法を考えます。

小さな製品や、1個だけの場合には、従来の製品と同じ温度条件の場合には一緒に熱処理とすることができますので、よろしくお願いいたします。