2012.12.06
ハンディタイプの硬さ試験機について
アルミ熱処理の硬さ試験は、通常はロックウェル式やブリネル式の試験機を使って行われます。
ところで、硬さ試験を行うときに、製品の形状によっては試験機にうまく入らなかったり、大きすぎて測定が出来ない場合があります。
そのようなときには、ハンディタイプの硬さ試験機を使用して硬さ測定を行います。
弊社では通常はブリネル式のハンディタイプの硬さ試験機を使用していますが、それは試験機の検定は受けられないものなので、あくまでも「参考値」の扱いになります。
ただ、標準試験片で精度を確認したり、他の製品で従来のブリネル式の試験機との比較も行っておりますが、特に数値的には問題は見られません。
お客様によっては、製品をバンドソーなどで試験機に入る大きさにカットしてから測定するご希望がありますので、その場合にはその通りに行います。
もちろん、バンドソーで切断した面では無い部分で硬さ測定を行いますが、それもお客様と打ち合わせを行って作業標準書を作成して手順等を決めています。
検定可能なハンディタイプの硬さ試験機も社内にありますが、それはどちらかというと測定数値のバラツキが大きいために通常は使用しておりません。
硬さの測定について、何か不明な点などありましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。