2014.02.06
アルミ熱処理製品の硬さの測定が困難な場合について
アルミニウムの熱処理を行った後、決められた方法で作業が行われたかを確認し、詰め方や温度・時間が正しければ通常は製品も合格品となります。
そして、硬さを測定して最終的な合否判断を行うのですが、形状によっては硬さの測定が困難な場合があります。
例えば、板状で1~5ミリ程度の厚さのものや、硬さ試験機にうまくセットできない形状のものです。小さな部品やネジの形状のものも測定が困難です。
その場合は、同じ材質の1立法センチ以上の形状のアルミニウムを一緒に熱処理して、それを測定用のサンプルとする方法と、大きくて複雑な形状のものは切断して測定する方法があります。
どちらの場合も、だいたい製品を測定するのと同じような結果になるようです。
硬さの測定については、いつでもお気軽にご相談をいただければ幸いです。