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溶体化処理における強制空冷

2014.02.13
溶体化処理における強制空冷

アルミニウムの熱処理で溶体化処理というと水での冷却が一般的です。

しかし、水冷の場合に変形したり割れたりする場合に、空冷を選択する場合があります。

弊社の場合は、熱処理用のバスケットの中にアルミ製品を入れるバッチ式の炉ですので、製品はすべてバスケットの中にあります。

そして、そのバスケットごと回転式の台に載せて、横から風を当てて冷却します。

冷却する方法は、扇風機を下から当てたり上から当てたりと色々な方法を試しましたが、現在は扇風機は使用しておりません。やはり風は弱いためにうまく冷却できません。

現在の冷却方法は弊社のノウハウのためにあえてここでは記載しませんが、水冷却よりも変形は少なくなります。

ただ、硬さは水冷却に比べると柔らかめになりますので、製品の目的に合わせて冷却方法を選ぶ必要があります。

風を当てての冷却については、数社からのご依頼で試験を行ってきた実績もありますので、もし興味がある場合にはご相談させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。