2014.05.15
ADC12のアニール処理について
アルミニウムの熱処理のご依頼で、ADC12のアニール処理があります。
アルミ・ダイキャスト(ダイカスト)の製品によく使われているADC12は、熱を加えることで内部のひずみを取り除くことが出来ます。応力除去とも言います。
アニール処理という言葉は、この応力除去を指すのですが、場合によっては焼鈍(焼きなまし)をするときにも使います。
通常、ひずみ取りを行う場合には温度は低めで、焼鈍のときは高めですが、製品によって異なります。
低い温度で保持時間を長くしたり、高い温度で保持時間を短くすることもあります。
同じADC12の製品のアニール処理でも、熱処理の温度と保持時間は色々な組み合わせがあります。
弊社はADC12については、主に自動車メーカーやカメラメーカーの製品を扱っていますが、製品ごとというよりはメーカーごとに規格があるようです。
詳しい温度条件は特にここには掲載しませんが、もし詳細についてお聞きになりたい場合には、お気軽にご連絡をいただければと思います。
その他、アルミ熱処理についてのご相談もいつでもお受けしております。
よろしくお願いいたします。