2014.10.23
ポリ容器でのロット管理について
近年、ロットの管理は小さい単位になってきています。万が一のときの不良品への対応が早くなったり、回収コストの点からも利点があります。また、コンピュータの普及により管理も楽になってきたということもあると思います。
小さな部品は、ポリ容器と言われるケースに入れられて、それぞれをロット管理している場合があります。弊社で扱うのは、だいたい小さな部品でも1~3kgがひとまとまりになっていたりします。
熱処理の場合には、1回の熱処理の量が多いほうが1個あたりのコストが安くなりますので、できるだけたくさんの量を熱処理したいのですが、その場合にはロット管理が大変になります。
小さな容器の製品をすべて識別すると手間がかかってしまうため、その分の費用がかかってしまいます。
しかし、熱処理のときにロットが混ざってしまうとロットの単位がその時点から1回の熱処理の作業の単位になります。
熱処理炉に入れるときに、おおざっぱに2つのロットに分けるなどでしたら費用はかかりません。
熱処理の場合には、熱処理の費用のお見積もりをさせていただくときに、ロット単位についてもお聞きさせていただくことがあります。
未定の場合には、後でまたご相談をさせていただくようになります。
ロット管理については、コストの問題がありますので、お見積もりを出させていただいてから決めていただく形になります。
熱処理に入れる網カゴは小さいものもありますが、ロット管理をされる場合には決して混ざってはいけないために、通常とは違う方法で混入をさけるようにしています。
いずれにせよ、事前に打ち合わせをさせていただいて、お客様の希望に沿うような、最適な熱処理を行うようにしております。
何か気になる点などございましたら、いつでもお問い合わせをいただければ幸いです。
アルミニウム以外の素材についても、500℃程度まで加熱するような製品であればご注文を受けておりますので、それについてもご連絡をいただければと思います。コンクリートやガラスのコーティング等の熱処理も可能です。
よろしくお願いいたします。