2019.05.08
熱処理条件の決め方
アルミニウムの熱処理は、JIS等で規格がある程度決まっていますが、どちらかというと「推奨」というものであったりします。あるいは、「確実にうまくいく」という意味や「標準」というような感じで捉えていただいて良いと思います。
弊社では、特に温度条件の指定が無い場合には標準的な条件設定で熱処理を行います。
温度条件を標準と違う設定にするのは、例えばこのような場合です。
・標準の硬さよりも硬く、あるいは柔らかくしたい。
・形状によって少し設定を変えたい。
・今まで行ってきたやり方が標準とは違うので、それを継続したい。
・変形する可能性があるので少し温度を下げておきたい。
・量産するときに、できるだけ短い熱処理時間で行いたい。
・違う材質の製品を一緒に熱処理したい。
これらは、お客様からの要望があるときに相談をさせていただいております。
いくつかのサンプルをいただいて、温度条件を変えて熱処理を行うこともあります。
実際にやってみて確認をするのが確実ですので、テストを行うことをオススメしています。
こちらからもご提案をさせていただきながら、良い結果を出せるように協力させていただいております。
アルミニウムの熱処理に関してのご質問等は、いつでもお気軽にご連絡をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。