2019.12.04
アルミニウムの熱処理における変形について
アルミニウムの熱処理には色々な種類がありますが、変形に関してはどの熱処理方法でも変形する可能性はあります。
ハッキリ言ってしまうと、どれも必ず変形すると言っても良いと思います。
どちらかというと、変形はするけれども許容範囲内という感じです。
寸法レベルで1/1,000以下という場合もあるますので、製品によってはまったく問題が無いこともありますし、NGということもあります。
材質・形状などによっても変形の度合いが変わりますが、どのようなものでも熱処理での変形は考慮したほうが良いと思います。
変形を少しでも防ぐためには、熱処理をするときの治具への詰め方や温度分布などを考慮する必要があります。
場合によっては溶体化処理の直後にハンマーなどで矯正作業をおこなって、正常な寸法に戻すことも行います。
アルミニウムの熱処理に関するご相談等は、いつでもお気軽にご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。