2021.02.17
矯正作業について
アルミニウムの熱処理は、形状や材質によって変形する場合があります。
その変形の修正や鋳造時の反りなどを修正することを、矯正と言います。
歪み取りや、くるい取りと呼ばれることもあります。
T6熱処理の場合は、溶体化処理の水冷却後すぐにハンマーや油圧機器を使用して矯正作業を行います。
弊社では、水冷却後4時間以内に矯正作業を終わらせるように予定を組みます。
それ以上、時間が経過してしまうと硬さが増して作業がやりにくくなってしまったり、製品が割れてしまうこともあります。
その為、矯正作業が重ならないように炉の予定を考え、迅速に作業を行います。
お客様によって、矯正作業に立ち会いたいなどの要望があった場合はお客様が来社される時間に合わせて、水冷却を行い作業を最初からみていただく事もあります。
矯正作業などで、ご不明な事がございましたらいつでもお問い合わせをいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。