2022.11.23
アルミニウム板材の熱処理について
アルミニウムの板材の熱処理で、変形が起こるのはT4・T6処理になります。
T5処理の場合には、応力除去の目的がありますので変形が起こりますが、目に見えるレベルの変形ではありません。
焼鈍(焼きなまし)の場合には、製品が軟らかくなりますのでセットしている治具などが曲がっていると変形が起こり易くなります。
板材の熱処理による変形はやってみないとわかりませんが、厚さが5ミリ以下ですと変形する場合が多いです。
どのように治具に製品をセットすると変形しやすいなど、色々なパターンがあります。
また、製品にリブなどが入っている形状ですと変形は少なくなります。
板材の変形対策として、鉄板で製品を挟んで処理も行いますがそれでも変形は起こります。
変形が起こってしまった場合には、ハンマーや油圧プレス機を使用して修正を行う事もあります。
アルミニウム熱処理について、ご質問等ございましたらお気軽にご連絡いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。