2023.02.08
矯正作業について
アルミニウムの熱処理には、T6処理・T5処理・T4処理など色々な種類がありますが、変形に関してはどの熱処理でも変形してしまう可能性はあります。
変形の度合いは製品の形状や肉厚によって異なり、また治具への製品の置き方なども影響します。
変形により寸法が規格外となってしまった場合には、ハンマーで叩いて矯正して寸法を直す作業を行います。
通常は、直線定規やスキマゲージを使い測定しながら叩いて修正していきます。
大きなアルミ鋳物製品の矯正には、矯正台に設置された油圧プレス機を使用します。
例えば、板状の製品の片面だけを修正する場合と、製品の両面を修正する場合では技術も違いそれなりの熟練度も要求されます。
そのため、矯正の費用については実際に行ってみないとわからない事が多いので、事前に打ち合わせをさせていただいております。
熱処理はしないで矯正だけや、油圧プレス機を借りたいなどお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。