2024.05.22
「高品質」について
アルミニウムの熱処理における「高品質」とは、どのようなものかについてお話をします。
基本的には、「顧客要求事項を満たす」という昔からある言葉が基本です。
その上で、たとえば100個の製品を熱処理したときに硬さのバラツキが少ないとか、矯正の精度が高いなどの品質があります。
弊社の熱処理炉は空炉(何も入っていない状態)で500℃に加熱したときに炉内の12点を測定すると±3℃以内の性能です。
元々は炉の製造メーカーでしたので熱処理炉は自社製で、炉内の温度分布にはこだわりがあります。
そして、お客様からお預かりした製品を熱処理するときの並べ方の工夫などで温度分付を良くするようにしています。
アルミ熱処理では、設定した温度と時間の工程を行いますが、そのときに色々なノウハウによって完成度が高まります。
お客様から指定された硬さの基準内であれば問題は無いのですが、それでも硬さのバラツキは少ないほうが製品の安定度が高まります。
また、傷・ダコンをつけないように丁寧に扱ったり、お客様からの要望に応えるなど品質面だけではなくサービスの面でも高品質を目指しています。
今後ともよろしくお願いいたします。