2026.02.18
焼鈍(焼きなまし)の冷却方法について
アルミニウムの熱処理の目的としては、素材を硬くする・軟らかくする・残留応力を取り除く・砂(中子)を落とすなどの種類があります。
その中で「焼鈍(しょうどん)」や「焼きなまし」と言われている熱処理は素材を軟らかくする方法です。
これはアルミニウム合金の種類によって処理温度や冷却方法が変わってきます。
例えば、A3003やA3203の場合には415℃に到達したら、すぐに炉から出しても大丈夫です。
また、A6061は415℃で2~3時間保持してから冷却します。冷却は260℃になるまでは毎時30℃以下の速度で行います。その場合、特に400℃付近では冷却の温度低下が速いので適度にヒーターで加熱しながら冷ましていきます。
A7075の熱処理されたものの場合は410~430℃に加熱して2時間保持したあとに炉から出して冷却し、その後230℃で4時間保持します。
7000系は強度が高いので軟らかくするには手間がかかります。
また、場合によってはもっと高温で保持してから冷却すると、より軟らかくなる場合もあります。
いずれにしても、目的に合った熱処理を行うことで、良い製品を生み出すことが出来ます。
アルミ熱処理についてのご質問は、いつでもお気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
(記事作成:森)

