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熱処理が出来るアルミ合金の種類について

2026.03.11
熱処理が出来るアルミ合金の種類について

アルミニウムの熱処理は、熱処理を行っても効果の無いアルミニウム合金があります。

「熱処理」ということだけで考えると、たとえば「安定化処理」や「焼鈍(焼きなまし)」などは効果があります。

しかし、溶体化処理を行って強度を増そうと考えたときには、いわゆる「非熱処理型」というアルミ合金は強度を増すことが出来ません。具体的には1000系、3000系、5000系などが代表的なものです。

その理由は、添加されている元素によって強度を増すための析出硬化が出来ないということになります。

マグネシウムや銅、亜鉛などの添加量によって、加熱して保持しても強度を増すための組織にはならないということになります。

少し難しい表現ですと「熱処理(焼入れ・時効)の目的は、母相(α相)中に微細な析出物を分散させ、転位の動きを阻害(=強化)すること。」ということになります。

そして、様々な元素の組み合わせにより、材料の性質が変わると共に熱処理の効果も変わってきます。

今でも、様々なメーカーが新しいアルミニウム合金の開発を行っていますので、新しいアルミ合金による新しい熱処理方法も出てくる可能性があります。

現在は、世界中で使われている一般的に普及しているアルミニウム合金の規格がありますので、それに従っています。それでも、たまにそれらの規格と違う特殊なアルミニウム合金で、温度条件も指定されている依頼も受けることがあります。

お客様の状況に合わせて、様々な熱処理を行っていますので、何かございましたらお問い合わせをいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

(文章作成:森)