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実体温度測定について

2019.02.20
実体温度測定について

弊社では、アルミニウムの熱処理をおこなっていますが、お客様からのご依頼などで炉内の製品の温度を直接測定しております。

例えば雰囲気温度で熱処理をする場合には、500℃で3時間を保持するタイマーを設定します。

この場合、炉の中の温度分布には場所によりバラツキがありますので、雰囲気温度が500℃に達した時点では、実際の製品の温度はまだ400℃位だったりします。

実際の熱処理では製品の温度管理がとても重要ですので、雰囲気温度よりも実際の製品の温度(実体温度)を中心に考えていきます。

実体温度測定では、製品に熱電対(温度センサー)を取り付けて熱処理を行い、炉内の製品の温度がどのようになっているかを調べます。

製品の形状や詰め方にもよりますが、だいたい炉の中の場所によって雰囲気温度と実体(実態)温度では1時間半から2時間くらいの時間差があります。

その為、例えば実体(実態)温度で500℃で3時間保持という規格の場合には、炉のタイマーの設定時間は、4時間半から5時間の設定となります。

もちろん、弊社だけですべての条件を決めるのではなく、お客様の要望が第一ですので、何かご相談がありましたらいつでもご連絡いただければ幸いです。