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内部監査と外部監査について

2025.05.07
内部監査と外部監査について

弊社ではISO9001とISO14001の認証を取得していますので、内部監査はそれぞれ毎年1回行っています。

外部監査については、お客様からのご依頼で行うことがあります。

多くの場合、お客様の方で独自のチェック項目があり、それについて採点を行って合否を行う形式が多いようです。

ISOの監査の場合には審査員が全体的なチェックを行って指摘事項をまとめて改善の要求があります。

お客様のチェックの場合には、項目ごとに改善の要求が出される場合があります。

ただ、通常はISOの要求事項と同様の場合が多いので特に問題になるようなことはありません。

また、お客様からチェックシートが送られてきて、それに沿って自主監査を行う場合もあります。

その時には採点も弊社で行います。2回目以降の監査の場合に、そのようなことが行われたりします。

弊社の場合には化学物質は使用していませんので、その項目は除外となります。

アルミニウムの熱処理についての専用の監査チェックシートではなく、汎用的なものが多いため、そのようなことがあります。

監査についてや、アルミニウムの熱処理についてのご質問などがございましたら、お気軽にご連絡をいただければと思います。

よろしくお願い致します。

(記事作成:森)

 

2025.04.30
アルミニウム以外の熱処理について

弊社では、主にアルミニウム熱処理を専門におこなっておりますが、アルミニウム以外の熱処理のご依頼を受けることがあります。

弊社の熱処理設備(電気炉)は、だいたい550℃位まで温度を上げて保持することが出来ますので、その温度条件に合う素材であれば熱処理は可能です。

例としては、コンクリート製品や、ガラス等の熱処理のご依頼もお受けいたしました。

製品の加熱試験として使用されたり、お客様の熱処理設備の点検や修理の為炉を使用させてほしいなどのご依頼もあります。

その際は、熱処理条件の指定いただければその温度、時間で処理をいたしますが、条件の指定などが特にない場合には、事前に治具への製品の詰め方や処理条件などをご相談させていただいております。

また、お客様が来社され製品を治具にセットする作業に立ち会われたりすることもよくあります。

素材に熱を加える、という要望などがございましたらお気軽お問合せいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)

2025.04.23
様々な製品の熱処理

弊社では、おかげ様で毎日多くのお客様の様々なアルミニウム製品を様々な種類で熱処理をさせていただいております。

弊社は、約6~7割が自動車部品ですが、実際に熱処理を行っている私達にも何の部品なのかわからないアルミニウム製品も沢山あります。お客様に「完成した製品のここについている部品です。」などと教えていただき、驚く事も多いです。

以前、装蹄師のお客様から馬などの蹄(ひづめ)に付ける「蹄鉄」を硬くしてほしい。と熱処理のご相談をいただき、試作で「T6熱処理」「T4熱処理」をさせていただきました。T6熱処理した蹄鉄は叩く時に硬すぎてしまい、T4熱処理した蹄鉄が丁度いいという事で、それからT4熱処理をさせていただいております。形状的に熱処理後の硬さ測定が出来なかったのですが、装蹄師のお客様が長年の経験から叩いて判断されました。

これからも、多くのお客様の喜んでいただき、お役に立てるようにスキルアップを目指していきたいと思います。アルミニウム製品の熱処理のご相談などございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。

(記事作成 堀越)

 

2025.04.16
丸棒や丸パイプの熱処理について

アルミニウム合金の熱処理を行うときに、丸棒や丸パイプの形状の製品があります。

気をつける点としては、変形することです。

特に丸パイプの場合には素材や形状、肉厚に関係なく変形が起こります。特に溶体化処理の場合です。T5などの歪取りや安定化処理のときには、それほど大きく変形することは無いのですが、それでも寸法が違ってくることがあります。

変形というのは、曲がることと、真円が楕円になることです。

短くて肉厚の素材は曲がることはありませんが、楕円になる可能性があります。

その場合には専用の治具を使って熱処理を行ったりしています。

曲がる場合の対策としては、丸パイプをまとめて縛って熱処理をすることで曲がりが抑えられることがあります。

弊社では色々な形状を考慮して、そのときに最適な熱処理方法を提案させていただいております。

いつでもお気軽にご相談していただければと思います。

よろしくお願いいたします。

(記事作成:森)

2025.04.09
矯正作業について

アルミニウムの熱処理は、形状や材質によって大きく変形する場合があります。

その変形の修正や鋳造時の反りなどを修正することを「矯正」と言います。

歪み取りやくるい取りとも呼ばれることもあります。

T6熱処理の場合は、溶体化処理の水冷後にプラスチックハンマーや油圧機器を使用して矯正作業を行います。

弊社では、水冷後4時間以内に矯正作業を終らせるように作業予定を立てます。

それ以上、時間が経過してしまうと製品の硬さが増して矯正がやりにくくなってしまったり、叩いた時に製品が割れてしまうことがある為、矯正作業は迅速に終わらせる必要があります。

また、熱処理はおこなわず矯正作業だけの依頼を受ける場合もあります。

弊社の油圧機器は自社製で、大物の製品の矯正作業も可能です。

もちろん、他社様で熱処理をおこなって変形してしまった製品の矯正も可能です。

アルミニウムの変形などでお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(記事作成 横田)