2024.08.21
熱処理記録のバックアップについて
アルミニウムの熱処理を行う場合、熱処理の温度と時間を記録しています。
通常は記録計でチャート紙と呼ばれる紙に自動的に記録されます。
ただ、万が一の故障や停電のときに炉内の温度状況がわかるようになっていないと、製品への影響がわかりません。
それなので、通常の熱処理の管理に使っているものとは違う配線で、独立して温度と時間を記録するようにしています。
それについては、すべてデジタルで記録しています。炉の制御は3点測定ですが、バックアップ用の測定は1点です。
工場内のすべての電気炉の温度と時間を常時記録しています。
それについて、動画を作成いたしました。
アルミ熱処理についてのご質問はいつでも承っておりますので、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
(記事作成:森)
2024.08.07
小丸炉での熱処理について
ここ最近、ほぼ毎日のように、小丸炉での熱処理をおこなっております。第二工場にある弊社の炉の中で一番小さな炉です。
小丸炉の有効寸法はΦ850×1,350㎜です。使用する治具(バスケット)の寸法は、Φ760×620㎜×2段。製品の形状にもよりますが約300kgまでの熱処理が可能です。
小丸炉ではT6処理はもちろん、T5・アニール・焼鈍処理が可能で主に、小さな製品や試作品での少量の処理をおこなっております。
熱処理費用も大型丸炉に比べて約半額程度で出来ます。
数量が少ない場合には、空気を温めることになってしますのでもったいないですが、小さな製品1個でも熱処理が可能です。
また小丸炉では使用する水槽も小さいので、ヒーターで温めるスピードも速い為、高めの水温にも対応可能です。
「熱処理をしてみたいけど、1個か2個しかない」などという場合などございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)
2024.07.31
夏季休業日のお知らせ
弊社の夏季休業日をご案内させていただきます。
8/13(火)~8/18(日)はお休みさせていただきます。
8/12(月)は稼働予定となっておりますが、熱処理炉や治具・水槽などのメンテナンスを行ったり、お取引先のお客様もお休みが多いので仕事量によっては早上がりやお休みになる場合がございます。
お休み期間中にお急ぎのアルミニウム熱処理や納品・引取りなどございましたら、早めにご連絡をいただければ、出来る限り対応させていただきます。運送業者様もお休みになる為、ご希望に添えない場合がございますが、宅急便でしたら出荷が可能ですので対応させていただきます。またお休み期間中にいただいたお問合せやメールの返事が8/19(月)以降に遅れる場合がございます。
話しは変わりますが、8/18(日)弊社のある千代田町の祭り「川せがき」があります。水難者供養と恒久平和への祈りを込めた僧侶の読経と灯篭流し(川施餓鬼)・20時10分から40分間の花火が上がります。是非、千代田町にお越しください。
お休み期間中のお急ぎのアルミニウム熱処理などございましたら、ご連絡いただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)
2024.07.24
アルミ熱処理をご検討のお客様へ
最近、アルミニウムの熱処理に関するお問い合わせ、ご依頼が増えております。とても感謝しています。ありがとうございます。
たとえば、「図面にT6と書いてあったので教えて欲しい」、「焼鈍の納期が早い会社を探している」などです。
アルミニウムの熱処理は、「硬くする」「軟らかくする」という事と「歪みを取る」という種類があります。
「歪みを取る」というのは内部の組織を加熱することで取り除く「安定化処理」と言われるものと、製品をハンマーで叩いて矯正するという2つの事を指します。内容的には全然違うのですが、呼び方は同じです。
「アルミ熱処理のことがよくわからないので教えてほしい」というお問い合わせもいただきます。大きな会社の担当者の方から個人の携帯電話でかかってくることもあります。
弊社に注文を出す前提でなくても大丈夫ですので、熱処理で何か困っていることがあったり、確認したいことなどがあればお気軽にお問い合わせをいただければと思います。
また、アルミ熱処理について何もわからないという場合でも、安心してお問い合わせをいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
2024.07.17
雨の多い季節
関東は梅雨のシーズンに入っております。
アルミニウムの熱処理で、お客様よりお預かりした大切な製品を雨に濡れないように気をつけて作業しております。
配送の際のトラックの積み下ろしの時には、通常のパレットや網パレットでしたら大きなビニール袋(ガゼット袋とよばれるもの)をかぶせております。
かぶせるだけですと、風により下の部分がめくれてしまうので、場合によっては下の部分でしばるか、ラップを巻いてめくれないようにしております。
また、晴れている日はトラックから下した製品を屋外に一時置きしておりますが、曇りや雨の日はビニール袋がかぶせてあっても仮置きせず倉庫内にしまいます。
アルミ製品は、雨に濡れると腐食して白く粉をふいたり、黒く変色してしまいます。
第二工場での積み下ろしは、大型のウイング車も工場内に入る事ができますので雨の日はとても楽に作業が出来ます。
配送に関しては、自社便だけではなく、運送業者へ依頼する事も多くありますが、その際も気をつける点は同様になります。
アルミニウム熱処理などで、気になる事などございましたらいつでもご連絡をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
(記事作成 横田)