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T4処理とT6処理の違い

2026.07.15
T4処理とT6処理の違い

弊社はアルミニウムの熱処理のメーカーです。問い合わせの中でよくあるのが「T4処理とT6処理の違い」についてです。

まず、T4とT6というのは「質別記号」というもので、アルミ材に対してどのような処理が行われたかを表すものです。

T4というのは溶体化処理を行っただけのもので、T6は溶体化処理のあとで人工時効硬化処理を行ったものです。

溶体化処理というのは、いわゆる「焼入れ」と言われているもので、約500℃ぐらいに加熱して保持したあとで水槽にて急冷します。

そして、その後にT6の場合は200℃前後の温度で保持をします。

熱処理の工程としての違いは、T6の場合には人工時効硬化処理を行うということになります。

T4の場合はT6ほど強度が増すことはありませんが、伸びや成形性が良いという利点などがあります。

また、T4はすべてのアルミ合金に対して効果がある処理ではなく、硬さが変わらない合金もあります。

そして、T4の場合は水冷後に時効硬化が始まります。自然時効とも呼ばれますが、徐々に硬さが増していきます。最も硬化が進むのは1~2日ですが、完全に時効硬化が完成するのは数週間と言われています。通常は、そこまで待たずに次の加工工程に進むことが多いようです。A2000系はだいたい溶体化処理後96時間で処理が完了するというのが一般的です。

アルミニウムの熱処理に関して、何か聞いてみたいことなどがございましたら、いつでもご連絡をいただければ幸いです。

弊社に注文を出さない、社内向けの製品であっても、お困りの事案があればお気軽にお問い合わせいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

(記事作成:森)