2026.08.19
アルミニウム製品の再熱処理について
先日、お問合せいただいたお客様が打合せと工場見学に来社されました。
A6061材の板をプレス加工したいのだがT6熱処理してある板しか手に入らなかったそうです。そのままプレス加工を行うと割れが懸念されるとの事でO材処理をして欲しい。でも、T6熱処理してある板をO材処理(焼鈍)する事は可能か。というご相談でした。
T6熱処理してある製品をO材処理(焼鈍)する事は可能です。ただし、硬さはかなり柔らかくなってしまいます。
再熱処理のご相談の多くは、T6熱処理してある材料を購入したが、溶接部分が柔らかくなってしまった。T6処理を2回行えるのか。などです。再熱処理は可能です。
ただ、経験的にT6熱処理を2回行うと表面の色が少し黒っぽくなりますが、硬さはほぼ同じくらいです。3回目以降は、さらに黒っぽく変色し、硬さも少しずつ低下していきます。硬さが低下していく理由は、何度も熱を加える事で製品のマグネシウムの成分が抜けてしまうと言われております。
再熱処理は可能ですが、何回でも行えるというわけではございません。
アルミニウム製品の熱処理についてご不明な点等ございましたらいつでもご連絡をいただければ幸いです。宜しくお願い致します。
(記事作成 堀越)

